1949-05-23 第5回国会 参議院 本会議 第32号
農業経営の合理化、農業生産力の増大を期する上において、農地の改良、開発、保全及び交換分合による集團化等の施策が極めて有効且つ適切であることは申すまでもないところでございますが、御承知のように、これらのいわゆる土地改良事業の実施に関する法制といたしましては、古く明治時代に制定せられました耕地整理法、水利組合法及び北海道土功組合法が現在施行せられており、而もこれらの法制は農地改革が実行せられました今日の
農業経営の合理化、農業生産力の増大を期する上において、農地の改良、開発、保全及び交換分合による集團化等の施策が極めて有効且つ適切であることは申すまでもないところでございますが、御承知のように、これらのいわゆる土地改良事業の実施に関する法制といたしましては、古く明治時代に制定せられました耕地整理法、水利組合法及び北海道土功組合法が現在施行せられており、而もこれらの法制は農地改革が実行せられました今日の
問題を中心にして零細化されるということは、決して農業生産の危機を意味するものではないのでありまして、所有が若し零細化されましても耕作権が確立しておりさえしますれば、これの協同化による集團耕作化等へ進んで参りますことは十分でき得るのでありまして、そういう改善の方向がありながら、一定基準以下のものを切り捨てるというふうなごときは、ただ適正自作農家を作つて行くということに、主眼が置かれて來て、零細な農家を集團化
それは第百二十六條に「國は、その予算の範囲内において、農地の改良、開発、保全又は集團化を行う者に対して補助金を交付することができる。」
つまり土地の細分化を防止するのは、こうした封建的な、いわゆるフアツシヨ化への法案の制定ではなくして、農村におけるもろもろの矛盾を解決し、しかも農業経営が引合うつころの米價と、そうした制度を確立することによつて農業の発展と集團化への道を、しかも農業科学化への道を見つけなければならないと私は考えるのであります。
このためには、何よりも先ず農業経会における基本的な生産の手段としての土地及び水の利用を合理的にすることで、いいかえれば、灌漑排水施設や農業用道路を整備し、農地の区画を整理し、農地を集團化し、農地の造成及び農地の保全を図り、その災害復旧を行う等の事業を実施することであります。
その手段といたしまして、農地の改良開発、或いは保全及び集團化を行うのであります。この集團化と申しますのは、交換分合のことであります。それをそういうふうな手段によりまして、食糧その他の農産物の生産の維持、或いは増進に寄與することを目的といたしておるのであります。
これが農地の開発、改良、保全及び集團化を行う食糧その他の農産物の生産の維持増進を図る事業に対しては、政府は当然相当額の補助金を交付すべきものであると信ずるのであります。然るに二十四年度予算編成を見まするというと、農業関係の公共事業費は大削減せられ、土地改良について府縣営の継続事業及び北海道の直営事業に限定せられまして、團体の継続事業は勿論、新規の事業は一切補助金が打切られておるのであります。
つきましては、本法案補助百二十六條に、「國は、その予算の範囲内において、農地の改良、開発、保金又は集團化を行う者に対して補助金を交付することができる。」
次に私は第四章の補則の補助金のところにおいて、「國は、その予算の範囲内において、農地の改良、開発、保全又は集團化を行う者に対して補助金を交付することができる。」とある。できるというのだから、してもしなくてもいいことになりはせぬか。でありますから、この「交付することができる。」これを交付するということにして、「ことができる。」というのを削除してはどうか。
○竹村委員 それではこの改正注の一番最後の方百二十六條に、農地の改良、開発、保全または集團化を行う者に対しては、予算の許す範囲内において補助金を交付することができると書いてあつて、するとは書いていないのであります。もしこの法案が通つて、こういう事業をやるという場合に、現在大藏省ではどれだけの予算を見積つておるか、これをお伺いしたい。
このためには何よりもまず農業経営における基本的な生産の手段としての土地及び水の利用を合理的にすることで、言いかえれば、灌漑排水施設や農業用道路を整備し、農地の区画を整理し、農地を集團化し、農地の造成及び農地の保全をはかり、その災害復旧を行う等の事業を実施することであります。またこれらを有効かつ適切に開発利用する上にも、欠くことのできないものであります。
耕地整理により耕地が集團化し乾田化するならば、機械耕作が導入せられ、裏作による飼料の自給は有畜酪農業の振興となり、自給肥料を供給することとなり、有畜酪農の導入はバター工業、食肉工業、皮革工業等の農村工業の興起となり、ここに初めて農村は限られた土地を立体的に活用することにより人工保有力を増大し、農業近代化の方向に進み得るものであつて、農地改革に続く農業改革はこの方向に推進されなければならないのであります
翻つて最近における青少年犯罪の実相を見まするに、戰後における社会的混乱と経済的窮迫とによりその犯罪件数は日々に増加し、しかもその罪質は漸次集團化、凶惡化の傾向にあるのみならず、その犯罪年齢も小学校の学童層にまで低下するという、まことに憂慮すべき樣相を呈して來ておるのであります。
終戰後すでに三年有半を経過し、國民生活は、終戰当時に比すれば漸次落ち着きを見せて参りましたにもかかわらず、ひとり青少年犯罪に至りましては、あたかもこれに逆比例するがごとく最近とみに増加し、しかもその罪質において集團化と惡質化との傾向をたどりつつありますことは、その主体が特に次の時代を背負うべき青少年たることを思うときに、まことに慄然たるものが存ずるのであります。
(三)犯罪の性格も悪質化、集團化の傾向を特質としているようである。財産犯の中でも窃盗が断然多く、しかもスリという悪質の型が激増の傾向にある。また短刀、ピストルのような兇器をもつて強盗をする者が増えてきており、しかも数人集團をなして罪を犯す場合が多くなつてきつつある。
その立場からして農地の交換分合等、あるいは集團化等のそれらの精神を何らか織込みまして、そうして両々相まつて、この法の精神が活かされなければならぬというように考えられるのであります。
それから農地の集團化の問題につきまして、特に小さい農家についての關係においてお尋ねがありました。これは健全なる自作農として農業に專心する見込みのある者という範圍につきましては、大體二段歩未滿の人は、これは農業に專心する見込みのある者として取扱わない。しかしながら農地の非常に少い島であるとか、あるいは山村等におきましては必ずしも二段歩にとらわれる必要はなく、もつと小さい人でもよろしい。
もう一つは今日の農地の集團化ということにつきましては、いろいろ中央農地委員會におきましても、論議を鬪わしてまいつたのでありますが、農地の集團化ということにつきましては、日本の農村の健全化のためにぜひやらなければならない。御承知のようにアメリカは二億萬町歩の耕地の上に、單位農家あたり數十町歩、數百町歩の農業經營をやり、近代農業の粹を集めてのそれらの結果が、農業生産に非常な成果を收めておる。
そのようにしまして、その後一九三五年ごろまでには農業の集團化もでき上りました。また國營商業の組織もでき上つたのであります。このようにいたしましてほとんどすべての生産手段は國家の強力な統制のもとに、いわゆる計畫に基きまして運營されることになつたわけであります。
戰時共産主義時代ができました後に、一九二一年から一九二五年にわたりまして、採用されましたいわゆる新經濟政策——ネツプの政策は、いわば資本主義に讓歩しつつ社會主義體制に發足する經濟的な基礎をすえたものでございますが、この政策に成功しました後に、ソ連當局は鋭意重工業化と農業の集團化ということに努力したのでございます。
○成瀬委員 いろいろ御意見を承りましたが、私は今日の農村の實情に照らしまして、專ら農地調整法によりましては、御承知の通りに農地のそれらの關係は、いわゆる農地の細分化を防ぎ、積極的に農地の集團化の方に進んでおるのでありまして、かような意味から小作あるいは自作、地主の間の移動を協力に統制いたしておるのであります。しかしながら遺産の相續の場合における、これらの細分を防止することとの途が開けておらない。
やはり自作農主義、自己土地の上に自分が耕やす、こういう自作農主義が根幹でありまして、ただ可能性として今の機械化された集團化された經営體が考え得る。こういうふうに思つておるのであります。
(拍手)家庭婦人解放の第一歩はこの集團化住宅を造るということ、これはドイツのヒツトラーが出ます以前のあのドイツ社会党の内閣の時に研究し、実行し非常に良い成績を上げたのであります。(拍手)ブルノー・タウト、日本へ参りましたあの建築家のブルノー・タウトは、この大家であります。併しながらこの政府は一つもこういうことを考えていないのであります。
次には土地の全面的開放でありますが、これにつきましては、土地の全面開放によりまして集團化をはかり、そうして食糧の増産をはからなければなりません。